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スタジオジブリ『熱風』所収、特別対談「講談速記本」をめぐる話をめぐる話
 スタジオジブリ出版部は、毎月無料の小冊子(と呼ぶには分厚いし中身も濃い)『熱風』を発行している。岩波書店の『図書』や筑摩書房の『ちくま』、新潮社『波』等の、出版社発行の小冊子が好きで『ちくま』は年間購読もしていた自分だが、『熱風』は今まで読んだことも目にしたこともなかった。というのも、ここ数年、本は気になったものをAmazonで買うばかりで書店へ足へ運ぶことがめっきりなくなかったからである。
 しかしそんな自分をリアル書店へ赴かせる出来事が発生した。はてなやTwitterでその文才で人を惹きつけているkotoriko氏が『熱風』2011年11月号から講談速記本に関する連載を執筆することが決定したのだ。タイトルは『忘れられた物語-講談速記本の発見-』と言う。11月号は連載の紹介という位置づけではあるが、なにしろkotoriko氏とあの大塚英志が対談しているのである。正式なタイトルは『特別対談 山下泰平さん(kotoriko氏)×大塚英志さん 「講談速記本」をめぐる話―起源・中身・ヒーロー像・そしてその遺伝子はどこにつながるのか―』だ。今までTwitter上でkotoriko氏の講談速記本話を追ってきた自分としては読まないわけにはいかない。そんなわけで僕は一番近い『熱風』取扱店に赴き、書店員の方の許可をいただいて『熱風』を自分用・布教用・保存用と3冊もらってきた。

 ここで話が大きく脱線するので、感想だけ読みたい方はスクロールしてこの部分を飛ばしてほしい。
 僕がkotoriko氏をTwitterでフォローするきっかけとなったのは「最近のkotorikoの罵倒」である。これを読んで「なんて文才と表現力に長けた人なのだ! ここまで心のこもっている罵倒は読んだことがない!」と感動を覚え、kotoriko氏を(ついでにtodesking氏を)フォローしたのである。Togetterが更新される気配がないのは残念だが、僕は2人をフォローしているので特に不便は感じていない。
 ところで、僕はfavologというサービスを利用している。これは自分のふぁぼりを管理できるとても便利なサービスで、公開・非公開を選べるところなども使い勝手がよいのでふぁぼりを統計的に見てみたい人は利用してみると良いと思う。さて、自分はkotoriko氏をフォローしてからどのtweetを最初にふぁぼったのであろうか?
kotoriko 俺の人生に手すりをくれ!!!!

であった。2010年09月16日(木)のことである。まだ1年と2ヶ月前のことだ。だが、僕はfavologによると今までで一番ふぁぼっているのがkotoriko氏のtweetなのだ。2011/11/22現在2843tweetもふぁぼっている。フォローしたのが遅かったのに一番ふぁぼっているとは何かがおかしいが、今はその疑問は置いておく。
 個人的に講談速記本に関すること以外のkotoriko氏のtweetで気に入っているのはこれらである。

ここ数年間クソみたいな本ばかり読んでんだけど、結論としては人間は頭がおかしい!!!!!!!!


ネット上で悪口やらのネガティブなこと書かないみたいなルールに従って行動してた時に異常な好意を寄せられたんだけど、だんだん好意が気持ち悪くなってきたことあった。それで普通のこと書くようになったし、悪口やらネガティブなことから離れすぎる人間ってちょっと頭がおかしいか鈍感すぎる気する。


仲間っていうか友達っていうか一緒に働いてる人間でもなんでもいいんだけど、いくら自分に近しくてもアホはアホだしゲスはゲス、無能は無能でしょ。でも同族意識強くて性格の良い人はそういうのすごい曖昧になる。



 やっと本題に入る。内容については川を見に行って帰ってこなかった人として有名なeigokun氏が「熱風 11月号 感想」で、きちんとしたことを書いているから、自分は表面的な感想だけ述べることにする。
 『特別対談 山下泰平さん(kotoriko氏)×大塚英志さん 「講談速記本」をめぐる話 ―起源・中身・ヒーロー像・そしてその遺伝子はどこにつながるのか―』を読んで、僕はまずこう思った。「kotoriko氏の連載を紹介するための対談なのに大塚英志しゃべりすぎ!」と。大塚英志といえば知る人ぞ知る民俗学の大家であり、博覧強記の批評家であり、作家である(僕は彼の『木島日記』シリーズが大好きだ)。そして今さら博識さを誇る必要もないくらいに有名な方だ。その氏がここまで真剣に、まるで身を乗り出すくらいの勢いで喋ったのは、まだ有名ではない一介の講談速記本研究者であるkotoriko氏の知識量に驚いたからではないかと推測される。「素人だと侮っていたらなんという読書量! これは喋らないと殺られる!」とばかりに喋ったのだ。そのくらい、この対談ではkotoriko氏が本領を発揮して活き活きと楽しそうに講談と文学の関係性について語っている。発言を引用していたらきりがないので(対談だけで2段組み14ページある)、ぜひお近くの取り扱い書店で手に入れることをお薦めしたい。近くに取り扱い書店がない場合は友人・知人などに頼むか、定期購読(1年分2,000円)を推奨しておく。

 最後に、講談速記本の存在すら知らなかった僕に、Twitterで豪傑の話題などからその面白さを教えてくれ、いつかしっかり読んでみようと思わせてくれたkotoriko氏に心から感謝を捧げる。
kotoriko 多数の人間に新しいイメージや概念を提供するっていうのは偉大な事だと思う。


 関連リンク
 ・スタジオジブリ出版部の『熱風』で2011年11号から『忘れられた物語-講談速記本の発見-』っていうのを連載することになりました。 - コトリコ
 ・スタジオジブリ出版部『熱風』で2011年11号から『忘れられた物語』を連載します - kotorikoの本館 
by tenkyoin | 2011-11-22 08:20 | 講談速記本 | Trackback | Comments(0)
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